試合で緊張するのは子供だけじゃない
春が終わり、夏に向けてこれから重要なレースが増えてくるこの季節
お子様だけでなく親御様も気が気でない事が多いのではないでしょうか?
「ベストが出ない・・・」
「この大会がラストチャンス・・・」
下手したら親御様の方が心配でハラハラしているでしょう。
「出来る事は何でもするし絶対に失敗させたくない!」
そのお気持ちは十分理解出来ます。
むしろ当然でしょう。
ただ!
水泳に限らず
お子様が行なっているスポーツは
『子どもが主役』です。
お子様の選択権・決定権を認めてあげるのが正しいと思います。
そこで今回は
・やりがちだけどやっちゃまずい事
・やった方が良いけど中々出来ない事
最低限ですがまとめてみました!
やっちゃまずい事
結果だけを見る
途中経過は一切無視
最悪です。
ベストが出たり出なかったり。
成功と失敗を繰り返す中で学び
成長していきます。
結果にこだわることは
失敗から学ぶことを妨げるようになります。
全力で取り組んだ上での失敗には
必ず成功へのヒントが含まれています。
失敗は決して悪いことではないのです。
他人と比較する
「◯◯くんは毎回良い点数取るのにあなたは・・・」
「お兄ちゃんがお前ぐらいの頃はもっと頑張ってた」
ついつい良いがちなセリフですが
他人と比べられ「お前はダメだ」と言われて
嬉しい人間っているのでしょうか?
負けず嫌いで競争心が高い場合は
上手くいくかもしれません。
が、
確実に言えるのは
全ての子どもが
「悔しい!」と奮起する訳ではない
という事です。
※少なくとも私は全くしません。
死ぬほど不貞腐れます。
「頑張れ!」の一点張り
解決方法はなし
ひたすらの根性論
「頑張る」は絶対必要です。
ですがお子様が何かの壁にぶち当たってしまった時
それでも「頑張れ!」だけを言い続けるのはどうなのでしょうか。
地図も渡さず
目的地にたどり着け!
方向も行き方も
分からないけどなんとかしろ!
と言ってるのと同じ行為です。
やってあげると良い事
結果以外を褒めてあげる
結果に執着していると
結果が出ない時は全く楽しくないです。
上記の様に極端に失敗を恐れ
新しい挑戦もしづらくなっていきます。
水泳は結果がとても分かりやすくて残酷です。
そんな分かりやすい結果を
目の前に突きつけられるのだから
お子様はタイムにしか目がいかなくなって当たり前。
だからこそ
結果以外に注目してあげる事が
重要になってくるのです。
「前半から怖がらずに飛ばせた」
「浮き上がりのドルフィンを減らさなかった」
「呼吸制限を守り切った」
こういった事がその子の自身に繋がってくるでしょう。
視点を広げてあげる
失敗して精神的に一番きついのは本人です。
解決のヒントがすぐこそに転がっていても
タイムを突きつけられて
「自分はもうダメだ・・・」
視野が極端に狭くなっており中々気づけません。
お子様と一緒になって落ち込むのではなく
成長の為のヒントを探してあげるできです。
「◯◯は良かった」
「××だけでも直せば変わると思う」
これをお読みになってる親御さま、
今日から是非、この視点にチェンジです。
若干上と被ってる気もしますが・・・
失敗を次に活かす為の振り返り
「なぜ成功したのか」
「なぜ失敗したのか」
これが分からない状態は出来るだけ作って欲しくありません。
原因が分からないと
また同じ失敗を
繰り返す可能性があります。
完全に正解を出すのが難しくても
仮説でもいいので何か対策を考え
1つずつ実行してい事をお勧めします。
※レース後に担当コーチから絶対何かしら助言をもらえる筈です。
少なくとも、闇雲に頑張らせるよりは
ずっと前進出来ます。
カッコつけて言うと
「try&error」(試行錯誤)」
※和製英語
正しくは trial & error
これ、読んでみて下さい。
とある国のスポーツ協会が発表している
親の為の十ヶ条だそうです。
何かの参考にどうぞ。
- 子どもが自ら望んだときに試合やトレーニングに参加させてあげよう
- 試合中はあなたの子供にだけではなく、すべてのプレーヤーに励ましの言葉を送りましょう
- 成功、失敗共に声援を送りましょう。批判せず、ポジティブな声をかけて下さい。
- コーチの判断を尊重しましょう。コーチの判断に影響を与えようとするのはやめましょう。
- 審判の判定を批判するのはやめましょう。
- プレッシャーを得ずにプレーをさせましょう。
- 試合後は結果だけでなく印象的だったポイントや上手くいった事などについても話し合いましょう。
- 節度を守り、分別のある行動をとりましょう。
- 所属クラブの運営に尊敬の念を持って接しましょう。保護者と指導者間のミーティングではどのような態度で子どもに接するのかを話し合いましょう。
- ゲームをプレーしているのは子どもたちです。決してあなた自身ではありません!