この記事はクロールを速く泳ぐコツを知りたい方、下記のような疑問やお悩みをお持ちの方に向けて書きました。
- クロールを速く泳ぐコツって何だろう?
- 練習してもクロールが速くならない、タイムが上がらない……
- 速く泳ぐ方法を教えられるようになりたい
実は力を入れて泳いだり、練習を重ねても「クロールを速く泳ぐコツ」を知らないと速く泳げるようにはなりません。
そこでこの記事では、「クロールを速く泳ぐコツ」について徹底解説します。
少しでもお役に立てば幸いです。
【この記事で学べること】
- コツ1「水に浮く姿勢をつくる」
- コツ2「素早いリズムのキック」
- コツ3「テンポの早いストローク」
- コツ4「最小限の動作で呼吸する」
コツ1.水に浮く姿勢をつくる
クロールで速く泳ぐコツは「水に浮く姿勢をつくる」ことです。特に下半身が浮いていることが大事です。なぜなら、下半身が沈むと水の抵抗が大きくなり速く泳げません。

また浮く姿勢をつくれるようになると、クロール中も真っ直ぐの姿勢を維持できます。これがクロールで速く泳ぐ基礎になります。

具体的なポイントを見ていきましょう。
ポイント1.伏し浮きを身につける
浮けていない方、下半身が沈みがちな方は「伏し浮き」を練習しましょう。
伏し浮きとは、うつ伏せで水に浮かぶことです。腕を上げた状態で顎を軽く引き、腰は反らさず、下半身が下がらないことが大事です。
※伏し浮きに関しては下記動画をご覧ください。
ポイント2.顎を引き、上半身(腕と胸)を沈める
水中では、顎を軽く引き、上半身(腕と胸)を沈めることが大事です。浮力が働き、下半身が浮きやすくなります。
また伸ばしている腕を下げることで、上半身を沈めやすくなります。

※詳しくは下記動画をご覧ください。
コツ2.素早いリズムでキックする
クロールを速く泳ぐために、振り幅を小さくして、素早いリズムでたくさんキックすることです。
もしも強いキックを打つために足の振り幅を大きくすると、下記画像のように下半身が下がります。

その結果、下記理由から速く泳げなくなります。
- 蹴りおろしで足が水中深くに沈む
- 蹴り終えた一瞬、動きが止まる
- 水上に足を出しすぎて下半身が沈む
以上のことからクロールで速く泳ぎたいのであれば、「振り幅の小さい/素早いリズム」のバタ足がおすすめです。
※バタ足に関して詳しくはこちらの動画をご覧ください。
コツ3.テンポの速いストローク
クロールで速く泳ぐコツの3つ目は「テンポの速いストローク」です。
なぜならクロールで前に進む力は、全体の8割がストロークから生まれるからです。ストロークの回数が増えれば、必然的に速く泳げるようになります。
テンポの速いストロークのポイントはこちらです。
リカバリー動作を速くする
クロールで速く泳ぐために、リカバリーの動作を速くしましょう。
リカバリーとは、腕を前に戻す動作で「フィニッシュ直後に腕を水上に出し、水に入れる直前までの動き」です。



ポイント
- 水中で水を掻いた後、勢いを止めずにリカバリーに入る
- リカバリーから腕を水中に入れる時、スピードを落とさない
グライドの時間をつくる
クロールで速く泳ぐためにはグライドする時間を作りましょう。
グライドとは、水中で腕を前に向けて伸ばす動作で「腕を入水後〜水をかき始める直前までの動き」です。

グライドするメリットはこちらです。
- 体重が前に乗り、前に進みやすくなる
- 伸びることで、前に進む力(推進力)を長持ちさせられる
※たくさんストロークするためにグライドの時間をなくすのは逆効果です。グライドを丁寧に行いましょう。
コツ4.呼吸の動作を最小限にする
呼吸の動作を最小限にすることもクロールを速く泳ぐコツです。
特に大事なのは、「頭が低く、寝ている状態(顎を軽く引いている)」です。一方で頭が起きて、高い状態(顎が上がっている)にならないように注意しましょう。

なぜなら頭が立つと下半身が沈み、水の抵抗が大きくなるからです。さらに腕を回しにくくなり、ストロークの回数が減ります。
ですのでクロールを速く泳ぎたい方は、頭を寝かせた状態で呼吸できるようにしましょう。
※詳しくはこちらの動画をご覧ください。
クロールを速く泳ぐコツ・まとめ
このページでは下記のように、クロールを速く泳げるようになる「4つのコツ」をご紹介しました。
- コツ1「水に浮く姿勢をつくる」
- コツ2「素早いリズムのキック」
- コツ3「テンポの早いストローク」
- コツ4「最小限の動作で呼吸する」
少しでもお役に立てれば幸いです。
※クロールに関してはこちらの記事もおすすめです。