この記事は以下の方に向けて書きました。
- クロールを速く泳ぐコツって何だろう?
- 練習してもクロールが速くならない、タイムが上がらない……
- 速く泳ぐ方法を教えられるようになりたい
この記事で学べることはこちらです。
- クロールを速く泳ぐ4つのコツ
- クロールを速く泳ぐ方法
実はクロールを速く泳ごうとしたり、タイムをあげようとして、「手足を頑張って動かしたり」「力いっぱい泳いだり」「練習を重ねたり」しても、「クロールを速く泳ぐコツ」を知らないと速く泳げるようにはなりません。
そこでこの記事では、「クロールを速く泳ぐ4つのコツ」について徹底解説します。
クロールを速く泳ぐ4つのコツ
クロールを速く泳ぐコツは4つあります。
- コツ1「水に浮く姿勢をつくる」
- コツ2「素早いリズムのキック」
- コツ3「テンポの早いストローク」
- コツ4「最小限の動作で呼吸する」
ここから具体的な内容をご紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
コツ1.水に浮く姿勢をつくる
クロールで速く泳ぐコツ1つ目は「水に浮く姿勢をつくる」ことです。特に下半身が浮いていることが大事です。なぜなら、下半身が沈むと水の抵抗が大きくなり速く泳げません。
また「水に浮く姿勢」をつくれるようになると、クロール中も真っ直ぐの姿勢を維持できます。これがクロールで速く泳ぐ基礎になります。
具体的なポイントを見ていきましょう。
ポイント1.伏し浮きを身につける
水に浮けていない方、下半身が沈みがちな方は「伏し浮き」を練習しましょう。
伏し浮きとは、うつ伏せで水に浮かぶことです。「腕を上げた状態で顎を軽く引き、腰は反らさず、下半身が下がらない」ことが大事です。
ポイント2.顎を引き、上半身(腕と胸)を沈める
水中では、顎を軽く引き、上半身(腕と胸)を沈めることが大事です。浮力が働き、下半身が浮きやすくなります。
また「頭の先に向かって、伸ばしている腕を下げる」ことで、上半身を沈めやすくなります。
水に浮く姿勢を身につける「おすすめ学習動画」
クロールで速く泳ぐためには「伏し浮きや水に浮く姿勢」は重要です。ポイントや練習方法に関しては、こちらの動画がおすすめです。
コツ2.素早いリズムでキックする
クロールを速く泳ぐコツ2つ目は「振り幅を小さくして、素早いリズムでたくさんキックする」ことです。
もしも強いキックを打つために足の振り幅を大きくすると、下記画像のように下半身が下がります。
その結果、下記理由から速く泳げなくなります。
- 蹴りおろしで足が水中深くに沈む
- 蹴り終えた一瞬、動きが止まる
- 水上に足を出しすぎて下半身が沈む
以上のことからクロールで速く泳ぎたいのであれば、「振り幅の小さい/素早いリズム」のバタ足がおすすめです。
クロールで速く泳ぐためのバタ足「おすすめ学習動画」
クロールで「速く泳ぐためのバタ足」に関して、こちらの動画がおすすめです。
コツ3.テンポの速いストローク
クロールで速く泳ぐコツ3つ目は「テンポの速いストローク」です。
なぜなら「クロールで前に進む力の8割は、ストロークから生まれる」からです。ストロークの回数が増えれば、必然的に速く泳げるようになります。
テンポの速いストロークを行うポイントを見ていきましょう。
リカバリー動作を速くする
クロールで速く泳ぐためには「リカバリーの動作を速くする」ことがポイントです。
リカバリーとは、腕を前に戻す動作で「フィニッシュ直後に腕を水上に出し、水に入れる直前までの動き」です。
■ リカバリーのポイント
- 水中で水を掻いた後、勢いを止めずにリカバリーに入る
- リカバリーから腕を水中に入れる時、スピードを落とさない
グライドの時間をつくる
クロールで速く泳ぐためには「グライドする時間をつくる」ことも大事です。
グライドとは、水中で腕を前に向けて伸ばす動作で「腕を入水後〜水をかき始める直前までの動き」です。
■ グライドするメリット
- 体重が前に乗り、前に進みやすくなる
- 伸びることで、前に進む力(推進力)を長持ちさせられる
※たくさんストロークするためにグライドの時間をなくすのは逆効果です。グライドは丁寧に行いましょう。
コツ4.呼吸の動作を最小限にする
クロールで速く泳ぐコツ4つ目は「呼吸の動作を最小限にする」ことです。
特に大事なのは、「頭が低く、寝ている状態(顎を軽く引いている)」です。一方で頭が起きて、高い状態(顎が上がっている)にならないように注意しましょう。
なぜなら頭が立つと下半身が沈み、水の抵抗が大きくなるからです。さらに腕を回しにくくなり、ストロークの回数が減ります。
ですのでクロールを速く泳ぎたい方は、「頭を寝かせた状態で呼吸できる」ようにしましょう。
クロールの呼吸「おすすめ学習動画」
クロールを速く泳ぐためには「スムーズな呼吸」が必要です。なぜなら「丁寧で基本的なフォーム(体の動かし方)」により、自然と体が傾き、呼吸をしやすくできるためです。
クロールの呼吸に関しては、こちらの動画がおすすめです。
クロールを速く泳ぐ4つのコツ まとめ
このページでは「クロールを速く泳げる」ようになる4つのコツをご紹介しました。
- コツ1「水に浮く姿勢をつくる」
- コツ2「素早いリズムのキック」
- コツ3「テンポの早いストローク」
- コツ4「最小限の動作で呼吸する」
少しでもお役に立てれば幸いです。