水泳におけるマッサージ
水泳にマッサージはもはや必須の技術です。
全国大会レベルの試合では
マッサージブースが並んでいます。
マッサージとは
プロしかやってはいけないものなのか?
そんな事はないです!
が!
適当なやり方では逆効果になってしまいます!
マッサージで症状が悪化しない様
最低限の知識を身につけましょう!
マッサージの種類
一言に「マッサージ」と言っても
その種類と効果は様々です。
循環系
血液の流れを向上させ疲労物質の除去を早める。
神経系
神経を活性化して筋肉への伝達を向上し
パフォーマンスに繋げる。
筋肉系
筋肉の血行を良くし
栄養を全身に行き渡らせる。
運動時の持久力を増加させる。
筋肉の弾力を高める。
疲労物質を取り除く。
関節系
関節内の血行を良くし稼動範囲を広げる。
滑液分泌を促進させ稼動を滑らかにする。
まとめるとマッサージの効果は
・疲労の早期回復
・外傷や障害からの早期回復、予防
・パフォーマンス向上
・身体的、精神的コンディショニング
以上が挙げられます。
マッサージの手法
軽擦法
手のひらを皮膚に当てて撫で擦る。
抹消より中枢へ
(心臓に遠い箇所から近づけていく)
強擦法
上記を強く行う。
体重を使って擦る。
柔捏法
手のひらで握り圧を加えながら擦り揉む方法。
手首の力を抜き行う。
叩打法
手首の力を抜いて軽快に叩く。
振戦法
指を使って細かく震わせる方法。
圧迫法
指で圧迫を与える。
伸展法
腱や筋肉を伸ばし可動域を拡大させ
リラックスさせる。
マッサージを行う時の注意点
①強く押しすぎない→もみ返しの原因になる
いくら披露しているからと言って
強く押せば良いというものではありません。
もみ返しとは
筋肉の組織が損傷して起きる炎症のことです。
・揉み返しへの対策
痛み→アイシング
気だるさ→軽い運動、温める
②気になる箇所を言う→デタラメに押さないために
2人ペアで行う場合、必ず最初に
「自分が気になっている箇所」
を相手に告げましょう。
そして気になる箇所は
必要以上に揉まない様に要注意です。
素人同士でやって悪化させてない為にも
本格的な改善は
プロの施術にお願いしましょう。
③肋骨は折れやすいので注意
肋骨は脆いです。
押している側に折る気が無くても
ちょっとした強度で折れてしまう事もあります。
胴体回りのマッサージには注意を払いましょう。
④骨を押しても効果がない上に痛い
異常に硬い部位を発見し「ここすごい凝ってる!」
と強めに揉むと相手がすごく痛がった場合
「骨」を押している可能性があります。
骨をいくら押しても効果はありませんし
何より痛いだけです!
マッサージは手軽で効果的な反面
ある程度リスクがあるものです。
素人同士でやる場合
「やり過ぎず、ほどほど!」
を目安にしましょう!!